多くの方が、求人情報はリクナビ、エンジャパン、FindJobといった転職サイトを利用して探しているのではないでしょうか。
そういった転職サイトで良いなと思った求人情報を見つけたら、まずはWebで応募することになります。
その応募の際に重要になってくるのが、Web履歴書と職務経歴書(レジュメ)です。
企業側ではまずは、このWeb履歴書と職務経歴書(レジュメ)を元に、会ってみたいなと思った人を次の一次面接へと採用を進めるわけです。
わたしも面接官をしているのでよく分かるのですが、このWeb履歴書や職務経歴書(レジュメ)に一つ一つ目を通していくのはすごく大変です。ましてや、他にも仕事をやっているわけですから、限られた時間の中でざ~っと目を通していくことになります。
そんな採用担当者の状況も想像しつつ、そんな中でも目に留まるようなWeb履歴書や職務経歴書(レジュメ)を書くことを意識することが、転職成功に向けての最初の一歩です。
ポイント1:応募する会社一つ一つに合わせた内容にする
複数の企業に応募をする時、面倒なのでとりあえずどの企業にも言えるような当たり障りの無い内容で応募していませんか?
恐らく多くの方がそうだと思います。というのも、わたしがWeb履歴書や職務経歴書(レジュメ)を見ている時、90%以上の応募者にそれを感じるからです。
そういう内容を見ると、なんでうちに応募してきたんだろう?って疑問に思います。ひどい時は、そこからやる気の無さすら感じて即不採用にもします。
華々しい経歴があるのであれば、当たり障りの無い内容でも面接に進むことはあると思います。
ですが、これをご覧の皆さんはきっと未経験からWebデザイナーを目指そうと思っている状況ですよね?
経験の無さを、他で払拭しなければなりません。ですので、他の人と同じようにやっていては駄目なのです。
では具体的にどの部分を応募する会社に合わせた内容にするのか、次のポイントから説明していきます。
ポイント2:職務内容は見やすく分かりやすく、応募する会社に近しい業務内容があれば強調する
職務内容は見やすく分かりやすく
ごくごく基本的なことなのですが、職歴・職務内容を記載する欄は適度な余白と改行をつけて、視覚的に見やすいレイアウトを意識しましょう。
中には文字をびっしりと敷き詰めて書いている人もいます。もしかするとよく見たら良い内容かもしれませんが、先ほども言いましたように採用の担当者は沢山のWeb履歴書・職務経歴書(レジュメ)に目を通しますので、見辛いものは弾いてしまう可能性は無きにしもあらずです。また、読んだとしても一番見てもらいたい部分に気づいてもらえないかもしれません。
適度な余白、改行でクリアなWeb履歴書・職務経歴書(レジュメ)を心がけましょう。
応募する会社に近しい業務内容があれば強調する
採用担当者がWeb履歴書・職務経歴書(レジュメ)を見るとき、この人がこれまでに培ってきた経験を会社に活かしてもらうことはできるか、もし同様な業務内容を経験していた場合、すんなり業務に入ってもらうことができるな、とか、一緒に働くことで会社のプラスになってもらえそうな人であるか、そんな視点で見ています。
ですので、その人がこれまでに成し遂げてきたことを見るのと同時に、Web履歴書・職務経歴書(レジュメ)の中から自社の業界・業種・業務内容と同じところや似たところがないかも探しているのです。
そんな採用担当者の気持ちを意識して、提出するWeb履歴書・職務経歴書(レジュメ)の内容を応募する会社に合わせて変えてみましょう。
例えば、コンビニで働いて、これまでにレジ打ち、商品陳列、商品発注、店内POP制作などを担当してきた経験を持っているAさんが、飲食店のホームページ制作を主な業務としている会社に応募する場合。
レジ打ち業務で工夫したことを頑張って書いたところで、採用担当者の心には響きません。
お店の売り上げを上げるために、POP制作で工夫したことなどを中心に書いたほうが、その知識や経験を飲食店のホームページ制作に活かせないかなという視点で見てもらうことができます。
次に同じAさんが、食べ物を取り扱ったサイト制作・運営を主な業務としている会社に応募する場合。
先の飲食店のホームページ制作を主な業務としている会社と同じようにPOP制作で工夫したことなどを中心に書くよりも、店内の売れ筋を考えながら商品発注に工夫をしたことを書いたほうが、この人はトレンドを探ったりリサーチする経験を持っていてそれを自社のサイト運営に活かすことができるかもしれない、という視点で見てもらうことができます。
ちょっと例えが極端かもしれませんが、このように応募する会社に合わせてWeb履歴書・職務経歴書(レジュメ)を書くことで、採用担当者により目に留まりやすい内容に変えることができるのです。
ポイント3:応募動機は応募する会社に合わせて必ず書く
どの会社にもあてはまるような当たり障りの無い応募動機は、採用担当者にすぐ見破られます。
逆に、「あぁ、この人はうちの会社のことにそんなに興味がないんだな、受かればどこでもいいんだな」と思われてマイナスのイメージに繋がります。
受かればどこでもいいと思っている人と、うちの会社でぜひ働いてみたいです!という人、あなただったらどちらを採用したいと思いますか?
おそらく多くの人が後者の「うちの会社でぜひ働いてみたいです!という人」を採用したいと思うでしょう。
ですので、応募動機にその会社に惹かれたポイントや、応募しようと思った経緯、その会社で活かせそうな自分の経験などを書いてアピールするのです。
応募動機を空欄にするのは絶対にNGです。その時点で、他の応募者より劣ってしまいます。
まとめ
以上、Web履歴書、職務経歴書(レジュメ)を書くときのポイントは3つです。
3つに共通して言えることは、応募する会社に合わせて・応募する会社に向けてWeb履歴書、職務経歴書(レジュメ)を作成することです。
そして、それを見ている採用担当者の気持ちを意識することもとても重要です。
ブログにも書きましたが「最初の書類選考、この2点さえ押さえていれば会って面接してみたいなって思うのに。」と、何度も思うのです。ここでは特に重要な2点に触れています。
この3つのポイントを抑えるだけで、経験の有無に関わらず他の多数の応募者の中から一つ頭を出すことができるはずですよ。
実際に採用担当をしているわたしがいつも、もっとこうすればいいのになぁと思っていたことを挙げてみました。
現在転職活動をやっていて、なかなか面接までたどり着けないという方、ここで一度Web履歴書、職務経歴書(レジュメ)を見直して、あきらめずにもう一度アタックしてみましょう!
*Web履歴書の書き方について調べてみたら、わたしと似たようなことを書かれているページがありましたので紹介します。参考までにです。
→書類(履歴書・職務経歴書)選考時のポイント [en]社会人の転職情報
- わたしが面接官という立場になってみて分かったこと
- 求人応募でWeb履歴書、職務経歴書(レジュメ)を書くときのポイントは3つ
- 未経験OKの求人で、アルバイトや正社員に求めるスキルとは?
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最終更新日:2013年1月10日
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